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ネットの活用で、地方が変わる

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          ネットの活用で、地方が変わる!

           ~地方はネットをこう使おう~

                          第79号 2016/7/29
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こんにちは、ビーチューの雨宮です。

標高1,000mの高原もやっと梅雨が明けました。
そして数日前から子供たちも夏休みスタート。長野県の夏休みは他県よりも
短いですが、その分、「The 夏休み!」な体験がいっぱいです。

高原の夏休みの様子は↓でどうぞ♪
https://www.instagram.com/amemiya_i/


今回もみなさんからお寄せいただいたご質問からピックアップして
お届けいたします。


取り上げてほしい質問がある方は、お気軽にお寄せくださいね♪ (^_^)/
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■今回の質問━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■■■

┏…┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…┓
┃Q┃苦労して育てた野菜をネットで販売したい。
┗…┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…┛

毎号拝見しています。もう少し発行の頻度を上げてもらえるとうれしいです。笑

私は農家なのですが、自分で育てた野菜をネットで販売したいと思っています。
育てるのに苦労しているだけに、その苦労がわかる方に売りたいと思います。
何かアドバイスいただけるとうれしいです。


┏…┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…┓
┃A┃「苦労した」と「丹精込めた」は全然違う。
┗…┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…┛

メルマガの発行が時々止まってしまいましてスミマセン…。
痛いところを突かれてしまいました…(^_^;


■まず「ビジネスモデル」としての勝算は…?

自分で育てた野菜を販売するなんて、とても素敵なことだと思います。
でも実際のところ、ある程度収益を上げるにはかなりの工夫が必要なのでは
ないかと思います。

ざっと考えただけでも…

(1)個人向け(家族向け)に販売するのか、
   法人向け(事業者向け)に販売するのか。

(2)年間契約によって量を保証して大口で販売するのか。
   頒布会や定期購入制度のような形で、定期的に送る通販形式にする
   のか。
   ショッピングカートを利用して、ニンジン一本単位から販売するのか。

(3)すでに多くの野菜通販会社さんがある中で、どのような特徴で売り出
   すのか。有機野菜ひとつとっても、販売している方はいっぱいいらっ
   しゃいます…(^^;。

のような大きなポイントがあります。

一番重要なのは(3)。
(1)(2)は(3)の中の要素でしかありません。

お客さんは誰か、どんな特徴ある商品として販売するのか、競合と比べての
優位性や独自性はどこか、そのお客さんをどうやったら集められそうなのか…
という言ってみれば「ビジネスモデル」をどうするのか、ということです。
これがないとそもそもが始まりません…。

サイトを作ったり、ネット上に情報を発信したりするのはその後…。
誰にどんな情報を出すのかが決まっていないのでしたら情報の出しようが
ありません…(>_<)


■「苦労した」と「丹精込めた」は全然違う

もう一つは、苦労して育てた野菜だから買ってもらえるわけではない、という
ことです。

我が家も有機野菜やお米を育てていますので、そのご苦労はよくわかります。
土づくりから、苗づくり、定植(育った苗を畑に植えること)、水やり、
草取り、防虫対策などなど…実は消費者が思っているよりも沢山の作業が
必要ですもの…。大型機械でダー!っとやっちゃえば、あとは自然と実が
なるというわけではないです。

でも、どんなに苦労して育てても、お客様からすると全く関係ありません。
(厳しい表現ですが、現実ですから仕方ありません…(^_^;))


ではお客様にとって大切なのは何かというと、「丹精を込めた」ということ。
「苦労して育てた野菜」ではなく「丹精を込めて育てられた野菜」です。
この違いわかりますか…?

この違いはかなり重要です。d(^_^)
「苦労した」は提供側の視点。「丹精を込めた」はお客様側の視点です。

商品は「良さそうに見える」から売れるわけで、そこに苦労があるかどう
かは関係ありません。一方、丹精を込められたものは、「良さそう」に見
えるための要素になります。

この違いをしっかり理解して、ネットでの情報発信に活用していただけれ
ばと思います。
(まずは、どのお客様に販売するのか、をしっかりと検討してみてください)


【せっかくですから…】

ところで、この「苦労」、あるメディアにとてもたくさん出てきます。
どこかというと FacebookやTwitterなどの SNS です。

「今日も徹夜した…」「忙しくて大変~~」「お昼食べる時間なかった~」
などなど。

投稿している本人は忙しい中で目の前の仕事を終わらせるために必死です
から、そのように投稿したい気持ちもとてもよくわかります。わかりますが、
でも、その方に耳元でそっと教えてあげたいこともあります。

それは何かというと・・・

「お客さんもその投稿見てますよ...」
「これからお客さんになろうとしている人も、その投稿見てますよ...」

ということです。

友達でしたら「イイネ」して同情してくれるでしょうし、本人もそうして
欲しいと思って投稿しているのだと思いますが、それを見たお客さんは、
そ~と、何も言わずに離れていくと思いますよ♪ ということですね。


というわけで、今回はこれを覚えてくださいね! 

●「苦労した」と「丹精込めた」は全然違う♪ d(^_^)

■今週のピックアップ━━━━━━━━━━━━━━━━━■■■

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■ポケモンGOから考えたこと

 「ポケモンGOは危険なゲーム」架空生物に現実世界が大迷惑、開発者も当惑?
 http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1607/25/news046.html

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「ポケモンGO」が良くも悪くも話題です。取り上げた記事のように現実世界で
迷惑をこうむっているところもたくさん出ています。

でも私が考えていることは、ちょっと別なこと。

「ポケモンGO」は言って見れば、ある「特別なメガネ」をかけたら日常空間に
ポケモンが見えるということことなのですが、実は僕たちも、普段の生活で日
常的に各自の「特別なメガネ」をかけているんです。

同じ自然豊かな公園を見ても、ある人には昆虫が気になりますし、ある人には
花が気になります。ある人にはゴミが気になるかもしれません。
つまり、それぞれに「特別なメガネ」で日常景色を見ているわけです。

そして、ある「特別なメガネ」の人たちだけをどう集めるのか、というのが
実は、ネットを活用したマーケティングなんですよ♪d(^_^)

そんなことを改めて感じています。


                 それではまた次回をお楽しみに! (^_^)/
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【発行元】株式会社ビーチュー
     http://be-chu.com/
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     〒399-0214
     長野県諏訪郡富士見町落合11215-8
     TEL : 0266-75-2076 (受付 : 平日 10:00-17:00)

【発行責任者】雨宮伊織 Amemiya Iori
    
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