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ネットの活用で、地方が変わる

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          ネットの活用で、地方が変わる!

           ~地方はネットをこう使おう~

                          第61号 2015/8/5
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みなさん、こんにちは。
ビーチューの雨宮です。

全国的に猛暑日が続いていますが、体調を崩したりなどしていませんか。
ここ標高1,000mの高原は、昼間は暑くても朝晩は涼しいのでとても心地が
いいです。夏休みのお出かけの予定がまだ決まっていらっしゃらないよう
でしたら、ぜひいらしてみてください。

今回もみなさんからお寄せいただいたご質問からピックアップして
お届けいたします。

取り上げてほしい質問がある方は、お気軽にお寄せくださいね♪ (^_^)/
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■今週の質問━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■■■

┏…┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…┓
┃Q┃地方のネット活用は、東京の大企業の後追い…?
┗…┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…┛

インターネットの技術やサービスは海外、そして東京のIT企業を中心に展開
していき、私が住んでいる地方はいつも東京の後追いをしているような気が
します。

また、アマゾンや楽天などの大企業にはどうしても勝てないだろうなぁ…
という、地方にいると何となく「諦め感」のようなものがあるのですが、
地方にいる私はどう考えたらいいんでしょう…?


┏…┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…┓
┃A┃「プラットフォーム」と「情報」の違いをしっかり理解しよう!
┗…┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…┛

今回は、とても難しいご質問をいただきました。

地方の会社が自社サイトを充実させたりしても、結局、アマゾンや楽天、
または東京のIT系大企業がやっていることには勝てないよなぁ…という漠然
とした不安です。

例えば、地方の文具屋さん。以前は周辺地域の方が買い物に来てくれたり
会社の事務用品の購入で儲かっていたのに、今は、アマゾンやアスクル、
カウネットで事務用品を購入される会社が多くなっています。どんなに自
社サイトを充実させたとしても、厳しいだろうなぁ…ということは皆さん
も想像できるかと思います。文具屋さんに限らず、色々な分野で同じよう
な景色が出ていますよね。


■ 不安は「プラットフォーム」から来る?

一般的に、「売上げが下がってきたからインターネットを活用して何とか
する」「インターネットで知ってもらって売上を回復する」という発想に
なりがちですが、実は、この考え方はもうこの時点で間違っている可能性
があります…(ーー;)

というのも、インターネットは「広告・宣伝・集客」に利用されるという
側面だけでなく「ビジネスのプラットフォーム」という側面を持っている
からです。

これまで「地方」というマーケット環境で他から切り離されて守られてい
たビジネスが、インターネットを利用したプラットフォームを土台にした
新しいサービス(そして、それをアシストする「物流」と「決済システム」)
が登場することによって、全国区のビジネスの枠組みの中で競い合わない
といけなくなってしまっている…ということです。

私を含めてほとんどのビジネスは、「ある同一のエリア内で他社と競争」
しています。同一エリアというのは、商品やサービスの種類によって、都
道府県かもしれませんし、ある地域かもしれませんし、スーパーなどは
半径500mのエリアかもしれません。いずにれしても、そのエリアで競合
他社に勝つことが求められます。

インターネット・プラットフォームを土台にした新しいサービスは、こ
の「同一エリア」の制限を破壊してしまいました。極端な話、これまで
半径500mが競合エリアだったのものが、オンラインショップの登場によっ
て全国が競合エリアになってしまうようなことが起こってしまいました。


地方は地方で頑張って情報を発信したり、ネットを活用しようとしていま
すが、東京を拠点とするベンチャーや大企業によって、プラットフォーム
という形で新しい仕組みやサービスが「破壊的」に登場してくる現状に、
地方はいつも東京の後追いをしているように感じてしまうのではないかと
思います。


■ 「プラットフォーム」は脅威かチャスか

地方にとって脅威のように感じるこれらプラットフォーム、別な見方をす
ると実は、地方にとって大変ありがたい存在でもあることに気付きます。

これは私の講演の中でも毎回詳しくご説明することですが、これらプラッ
トフォーム以前、もしくはインターネット以前に比べると、地方が全国の
人に対して、世界中の人に対して情報を発信したり、知ってもらったりす
ることが格段に簡単になっているからです。

極端に言えば、以前は世界中の人に自分を知ってもらうということはほぼ
不可能だったのに、今の時代、すでに整備されたプラットフォームを利用
することで、やろうと思えば1日で世界中の人に自分を知ってもらうこと
だってできてしまう! ということです。(@_@。

ですから、考え方です。

次々と生まれて来るインターネット上のプラットフォームやサービスは、
確かに地方のこれまでのやり方のビジネスを破壊してしまう可能性があり
ますが、一方で、地方発のビジネスの可能性を格段に高めてくれてもいる
わけです。

時代が進んでも環境が変わらないということはないわけですから、ここは
考え方を入れ替えて、「新しいチャンスがどんどん生まれている」と捉え
てみるのがいいように思います♪d(^_^)


■ 地方にとっては「情報」がチャンスの糸口

日本中が、世界中が共通のプラットフォームを利用するのなら、都市部や
東京が有利なんじゃないか…ということを気にする方も多いかと思います。
ご質問の中でも「東京の後追い」という表現がありましたが、おそらく同
じ感情かもしれませんね。

ポイントはズバリ!「情報の作り方」だと思います。

活用するプラットフォームは一緒でも、そこに流通させる「情報」は個々
によって全く違ってきますし、地方はその情報の宝庫ですから。しかも、
地方の情報、まだまだネット上に出ていないものが山のようにあるばかり
でなく、「地方固有の感覚」がほとんど伝えられていないのがもったいな
い…と感じるところです。

これだけで相当長い話になってしまうので、またの機会にしたいと思いま
すが、簡単に雰囲気だけご説明すると、地方に住んでいる方は別に嫌々住
んでいるわけじゃないですし、むしろ、皆さんその場所が大好きで、その
地域に誇りを持って暮らしていらっしゃるんです。

でも、いざ情報として表現しようとすると、「東京」の枠組みの中に収め
ようとしてしまったり、東京のように都会でも先進的でもないし…と下か
ら見てしまったりしてしまうんです…。

何となく伝わりますか…?(^^;


私の課題の一つは、この状況を変えたいなぁ…ということ。
だから「ネットの活用で地方が変わる」なんです。


というわけで、今回はこれを覚えてくださいね! 

●東京も地方も全く同じ「武器」を持っています。
 この武器をどう使うのかは、地方の人の考え方次第です♪ d(^_^)


■今週のピックアップ━━━━━━━━━━━━━━━━━■■■

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■アマゾンが車販売に続いて「住宅リフォーム」も

 アマゾンが住宅リフォームで狙う2つの革命
 http://toyokeizai.net/articles/-/75947

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1ヶ月ほど前のニュースですからご存じな方も多いかと思いますが、
アマゾンが車の販売をスタートしたかと思ったら、今度は、積水ハウス、
大和ハウスリフォーム、ダスキンの3社と組んでリフォーム業に参入して
きました。
(詳しくは上記の解説をご覧くださいね)

「モノ」の販売だけでなく、お客さんごとに状況や価格が全く異なる
「サービス」の販売もするわけですから、アマゾンの強さには本当に
驚かされますね。

地方の企業は、「東京(世界)-地方」という対立軸ではなく、
「大手-中小」という対立軸でも刻々と環境が変化していくわけですから
ますます頑張らないといけませんね。


                 それではまた次回をお楽しみに! (^_^)/
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【発行元】株式会社ビーチュー
     http://be-chu.com/
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     〒399-0213
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     TEL : 0266-75-2076 (受付 : 平日 10:00-17:00)

【発行責任者】雨宮伊織 Amemiya Iori
    
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