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ネットの活用で、地方が変わる

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          ネットの活用で、地方が変わる!

           ~地方はネットをこう使え~

                          2012/10/11
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みなさん、こんにちは。
ビーチューの雨宮です。

いつもメールマガジンをご購読いただきましてありがとうございます!

今週も半日遅れのメールで申し訳ございません。
m(__)m

さて、今回もお客さんから聞かれることが多い内容や、皆さんから寄せられた
質問の中からピックアップしてお伝えしたいと思います。

取り上げてほしい質問がある方は、お気軽にお寄せくださいね♪ (^_^)/
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■今週の質問━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■■■

┏…┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…┓
┃Q┃ホームページのデザインを依頼する時に、
┃ ┃    どのようなことに気を付けたらいいのでしょうか。
┗…┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…┛

サイトのリニューアルを検討しています。
個人のデザイナーさんにデザインと制作を依頼したいと思っていますが、
私はデザインのことがよくわかりません。
ポイントがあれば教えてください。


さて、どう考えたらいいでしょう…?


┏…┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…┓
┃A┃デザインを3つの切り口で捉えてください。
┃ ┃ 「見た目がきれい」は、時に失敗の原因にもなります。
┗…┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…┛

サイトのリニューアルをする場合には、実際に制作を依頼する以前に、そもそ
も、自社の商品特性と顧客ターゲットの関係から掲載するコンテンツやネット
と親和性の高い商品の開発など、「ビジネスとネットの活用とをつなげる戦略」
作りが必要になります。

ハッキリ言って、ここでほぼ勝負が決まります(笑)。
さらに恐ろしいことに、ほとんどの方が自社をどういう切り口でネットに出て
いったらいいのか…ということをほとんど自覚していません…(^_^;。ですから
自社サイトで、一生懸命に自社やサービスの宣伝をしてしまうのです…。

※デザインやシステム以前に、コンセプトや戦略策定が大切ということです。
 d(^O^)


このような「そもそも論」があるので、今回のご質問への回答もそこが気にな
るのですが、そこはクリアーされたということで進めていきたいと思います。


デザインを作る際に、多くの方が陥る最も典型的な過ちは、「見た目がきれい」
な素敵なデザインを見て安心してしまうということ。デザイナーさん素敵なデ
ザインを持って来てくれると、うわぁ、きれい♪ と、「デザインが新しく
なった」ということのうれしさで、すべてがOKになってしまうパターン。

しかし、ここに大きな落とし穴があります。


例えば、一般の多くの方がご存じないかと思いますが、実は、
チラシやパンフレットなどの「紙のデザイン」と「Webサイトのデザイン」と
では全く手法やポイントが異なります。別な言い方をすると、僕たちは、紙の
メディアを見ている体験・視線と、Webサイトを見ている体験・視線とが違っ
ているということです。
(詳しく話すと長くなるので、またの機会に…)

ですから、印刷会社さんや紙メディア中心に作業をしてこられた方がホーム
ページのデザインをすると、当然ですが、紙メディアのデザインが出来上がっ
てきますので、そのデザインのままホームページを作るとほぼ確実に失敗しま
す。色合いや雰囲気というビジュアルデザインのレベルではなく、またサイト
の作りやすさというプログラミングとの相性度のレベルでもなく、Webサイト
を利用するユーザー体験にそもそもデザイン構造が合っていないのです。


ではどういうポイントで考えたらいいのか…ですが、3つのポイントがあります。


●ビジュアルデザイン
●ユーザビリティ
●意図した導線への誘導


●ビジュアルデザイン

これは多くの人が理解しやすいと思います。
多くの人が「デザイン」と呼ぶ領域です。

気を付けたいのは、見た目がきれいかどうかではなくて、「伝えたい雰囲気が
表現されているか」です。そのサイトは、信頼性を表現したいのか、楽しさや
わくわく感を表現したいのか、先進性を表現したいのか、社会性を表現したい
のか、高品質を表現したいのか、など、目指す「コンセプト」に合致している
かどうかです。

コンセプトとずれていれば、会社側が伝えたい情報が訪問者には伝わらないか、
または違った文脈で伝わることになります。

当然ですが、先にコンセプトがないと判断のしようがありません。
これは一番最初に書いた、そもそも論の部分での話ですね。


●ユーザビリティ

そのページを見た後に、さらに調べたかったり、問い合わせたかったりしたい
時に、メニューのボタンがわからなかったり、問い合わせ窓口がわからなかっ
たりしたら、せっかく興味を持っていただいたのに機会損失になります。

利用者は少しでもストレスを感じると、他のサイトに行ってしまいます。です
からストレスなく、スムーズに次のアクションにつながるようなボタンの配置
やメニュー構造をデザインとして表現する必要があります。

これを一般に「ユーザビリティ」と言います。

※この部分が、紙のデザインには存在しない分野の一つです。
 紙メディアでは、クリックして次に進むという行動はありませんので。


●意図した導線への誘導

ユーザビリティと似ていますが、ユーザビリティが「いかにストレスなく次に
進める環境を整えるのか」というところに力点があるのに対して、こちらの導
線誘導は「いかにこちらが期待したところをクリックしてもらえるようにする
か」というところに力点があります。

Webサイトは単に見てもらうためのものではありません。
購入や資料請求、申し込み、問い合わせなどなど、次につながるアクションを
してもらうことが目的です。特にビジネスでは、新規顧客を獲得し続けないと
いけませんので、ここにつなげることができるかどうかでサイトの成否が決まっ
てきます。

ですから、次につながるようなアクションに訪問者を導くような導線をあらか
じめ準備し、それに誘導するようなデザインになっている必要があるわけです。
具体的には、ボタンの場所一つで、そのボタンを押してもらえるかどうかが大
きく変わってくるのです。ビジネスで言えばボタンの配置場所によって、成約
率が変わるということですね。

※この部分も、紙のデザインには存在しない分野の一つですね。


少し専門的な話ですので、難しいと感じる方もいるかもしれませんが、
でもこれは、サイトの成否を左右する大変重要なポイントです。

ひと口にデザインと言っても、このようなポイントがあるのです。

ですから、制作を依頼する場合の対策は次の2つです。

1.自分でこのポイントを理解して、出来上がったデザインに対して評価でき
  るようになる。

2.このポイントを理解した上でデザインを作ってくれる人に頼む。

※おまけ
 自分のサイトがどのように見られているのか、実際にどこがクリックされて
 いるのかがわかるサービスもあります。ご興味ある方はどうぞ。

 http://userheat.com/

■今週のピックアップ━━━━━━━━━━━━━━━━━■■■

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■モバイル広告のモーションビート、2億5千万円赤字へ転落 ― 通期業績予想
 http://news.livedoor.com/article/detail/7029935/
                          (2012年10月10日)
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モーションビート(2497、マザーズ)は9日、2013年3月期(4-3月)の
当期純利益を当初予想の5億4,500万円から△2億5,000へ下方修正した。

というニュースです。

この会社は、フィーチャーフォン、つまり日本で普及している従来型の携帯
(別名、ガラケー)向けに広告を配信している会社なのですが、フィーチャー
フォンからスマートフォンへの移行が進む中で、これまでの取り扱っていた
フィーチャーフォン向け広告が激減してきていることが下方修正の根本にある
ようです。

東京であれば電車の中で、どの程度スマートフォンが普及しているのか体感と
してわかりますが、車で移動するとことが多い地方では、他の人がどのような
携帯を利用しているのかを見る機会はなかなかありません。ですが、予想通り
に大きく利用端末の変化が起きているということでしょうね。

地方にとってのポイントは2つです。


●地方はまだまだガラケーユーザーが圧倒的に多い。

佐々木俊尚さんが以前、都市部と地方とでは携帯の利用手法が全く異なる、
という内容を発表していました。
(すみません、すぐに出典出てきません(^_^;))

その状況はまだ変わらないと思いますし、端末がガラケーからスマートフォン
にわかることによってそのユーザ体験が変わるかどうかも見極める必要があり
ます。

地方商圏をメインにしている方は、このあたりの情報をもう一度おさらいして
おく必要があるかと思います。
(私も調べようと思っています。)


●都市部から地方に(観光に)来ている人は、スマートフォンを持って来ている。

ですから、地方の感覚ではなく都市部の感覚で、利用しやすい環境と、スマート
フォンを利用したソーシャルメディアへの情報発信に取り上げられやすいネタ
作りなど、先回りして仕込んでおくといいですね。

地元の人にとっては単なる日常の景色も、都市部からしたらそれは「絶景」に
もなるわけです。そしてその絶景は友人に知らせたいネタなのです。地方から
したら、無料で宣伝してくれていると捉えることもできますね。

ぜひその意識で、都市部の人がどのようにスマートフォンを利用しているのか
観察してみてください♪


                 それではまた次回をお楽しみに! (^_^)/
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【発行元】株式会社ビーチュー
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【発行責任者】雨宮伊織 Amemiya Iori
    
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